生まれたばかりの赤ちゃんにとっては、ママからの母乳が何よりの栄養です。
ですので、ただ母乳さえ与えればそれで済む、というわけではありません。
折角誕生してくれた我が子には、健康に育って欲しいと思いますよね。
そのためには、ママとして、美味しく、栄養バランスのとれた母乳を与える気配りをしましょう。
photo by Carolina Arantes
【1】レンコンのすり流しのお味噌汁は、赤ちゃんへの最高の贈り物
レンコンという野菜には、繊維質やビタミンが豊富で、カロリーは少な目という、出産後、ダイエットを希望する女性には、大変有難い食材です。
勿論、そのまま煮炊き物にしても良いですが、すり流しのお味噌汁もお勧めです。
- レンコンの汚れた皮部分を取り除いて、おろし金等ですりおろす。
- 通常通りのお味噌汁を作り、その中におろしたレンコンを流し込む。
- 強火で一煮立ちさせたら出来上がり。
短時間でとろみたっぷりのレンコンのすり流しができ、ホットでも、冷めても、美味しくいただけます。
ママにも赤ちゃんにも最高のメニューですので、ぜひ一度お試しください。
【2】生を頂こう
野菜やお魚に関しては、生で食べる事が、その食品の持つ栄養がそのまま摂れて、赤ちゃんにも行きわたります。
例えばほうれん草ですと、熱処理を施す時間によっては、殆どビタミンが無くなってしまうという、
熱に弱い、ビタミンたっぷりの野菜の王様です。
そのためほうれん草は、まず40度程度のお湯でさっと洗い、袋に入れて冷蔵庫に保存します。
使用する時には、ほんの3秒ほどの熱処理をほどこす事が一番だと言われています。
ですのでお鍋の具材として活用する際、ほうれん草だけは、自分が食べる時にお鍋に投入して食べましょう。
お魚も、骨まで食べられるように調理する事もカルシウム面では必要ですが、それ以外は出来る限り、生でお刺身のように食べる事が、栄養面では肝心です。
【3】皮ごと、丸ごと食べる事を意識しよう
リンゴですと、皮ごと食べる習慣をお持ちの方は多いかもしれませんが、どのような果物や野菜類でも、皮ごと食べる事で、かなりの栄養摂取度が変わります。
例えば大根でも、煮物にする時は皮をむきますが、その皮と皮ごとの人参を千切りにしてきんぴらを作る、大根の皮と人参、きゃべつの芯の部分を刻んだ一夜漬けのお漬物にするなどもおすすめです。
ほうれん草も茎の赤味を帯びた所を切り、さっと湯がいてサラダにする等、野菜丸ごとを食べる事が必要です。
茎にも、皮と実の境目の部分には、多くの赤ちゃんが待っている栄養素がぎっしりです。