大人にとっては当たり前の「トイレで用を足す」という行動ですが、それまでオムツをしていたお子さんにとっては全くの未知の世界です。
トイレトレーニングに挑んでは挫折してしまうご家庭も少なくないのではないでしょうか。
たしかに根気が必要ですが、工夫ひとつでスムーズに進めることができるはずです。
今回は、トイレトレーニングのちょっとしたコツをご紹介させていただきます。
photo by Laura Smith
【1】一緒にトイレに行く楽しみを作る
まずは、「トイレ」という未知の場所に慣れさせることが大切です。
ご自分がトイレに行く時でも構いませんので、お子さんと一緒に行く習慣をつけてみましょう。
また、トイレに行くとシールが貼れる、と言った楽しみを作るとお子さんの気持ちも上がります。
お子さんの好きなキャラクターでトイレを飾ってあげるのも良いですね。
おしっこをする行動を、お人形やぬいぐるみを使ってイメージを高めてあげるのもオススメです。
お人形を便器にまたがらせて、「ほら、こんな風におしっこしてるよ〜」と声をかけてあげると、お子さんも喜んでくれます。
このようにして、お子さんにトイレに行く習慣をつけてあげましょう。
そして、慣れてきたら補助便座を使い、便器にまたがらせてあげてください。
これで、一発で成功してしまうこともあります。
【2】オムツはさようなら、パンツをはかせる
次に、お子さんのおしっこの感覚が長くなってきたら、トレーニングパンツをはかせてみましょう。
漏らしてしまって当たり前なので、怒らないようにしてあげてください。
「おしっこ出たね」と、話しかけながらパンツを交換してあげ、おしっこをしたと言う感覚をお子さん自身に掴ませてあげることが大切です。
ママ自身も、お子さんのおしっこが出るタイミングをしっかりと把握しましょう。
最初は一日中パンツでなくて良いので、履く時間を決めて履かせてあげてください。
お子さんのおしっこのタイミングが分かれば、見計らってトイレに行くように促してみてください。
すぐに出なくても、嫌がらなければおしっこが出るまで便器に座らせてみましょう。
優しく声かけをして、リラックスをさせてあげることも大切です。
また、ソワソワしたりなどといった、お子さんのおしっこしたいサインを見極めるのもコツです。
【3】トイレを教えるようにさせる
トイレでおしっこが出来るようになったら、お子さん自らトイレに行きたいという意志を伝えるようにさせましょう。
お子さんがおしっこしたいサインを発した時に、すぐトイレに連れて行くのではなく、「どうしたの?」や「おしっこ行きたいの?」等と疑問形で聞きます。
その問いかけに、「おしっこ行きたい」と、答えさせてみるところから始めてみましょう。
すると、いずれお子さんは自分から「ママ、おしっこ行きたい」と、教えてくれるようになります。
いかがでしたでしょうか。
トイレトレーニングは根気が必要です。
ですが、挫折しても良いと思います。
周りに振り回されることなく、自分とお子さんのタイミングでゆっくりと進めてあげてください。
そして、きちんと出来たら、いっぱい褒めてあげましょう。