辛そうに咳をしている姿を見ると、こちらまで辛くなってしまいますよね。
出来ることなら代わってあげたい…なんて思われるママさんも多いと思います。
そんな辛い咳き込みの時や、ゼーゼー言っている時にお家で出来るケアのポイントをご紹介させていただきます。
photo by Christopher_Hawkins
【1】空気をきれいに、湿度は高めに
第一のポイントは、空気をきれいにすること。
一日に数回は窓を開けて、こまめな換気を心がけましょう。
寒い季節は、冷たい風が赤ちゃんに当たらないように注意してください。
空気清浄機を使うのもおすすめです。
咳の症状がある場合は、洗濯物を室内に干してみましょう。
これだけで加湿の効果があります。
もちろん、咳の症状があるなしに関わらず、室内での喫煙は控えましょう。
【2】上半身をやや起こして、苦しくないように
咳がある時は、平らに寝かせるよりも上半身をやや起こしてあげる方が、赤ちゃんは楽になります。
その状態でずっと支えるのは大変ですので、タオルケットや枕などで支えてあげるようにしましょう。
ベビーチェアの背もたれを起こしてあげても良いと思います。
さらに、痰が切れるように少しずつ水分をとらせてあげるようにしてください。
咳き込んだ時に吐いてしまわないよう、少しずつ与えましょう。
【3】胸や背中を軽くトントンする
呼吸をする時にゴロゴロと音がするのは、気道に痰がはりついているから起こるものだそうです。
胸や背中をそろえた指先で軽くトントンとたたいてあげると、振動が伝わって痰がはがれやすくなります。
たて抱きなどで上半身を起こしてあげると、より効果的です。
トントンする位置は、胸とその真裏の背中部分になります。
強くたたいてしまわないよう注意して、気持ちよさそうな強度でたたいてあげてくださいね。
いかがでしたでしょうか?
咳は大人でも辛いものですので、赤ちゃんも辛い思いをしていると思います。
咳がある時は少しでも楽に過ごせるよう、室内環境を整えるように心がけましょう。
危険な呼吸困難の兆候がないかどうか、様子に注意してあげてくださいね。