出産をすると、母乳を飲ませるということを初めて経験します。
初めのころはどんなふうに飲ませるのか?間隔は?時間は?などとわからないことだらけです。
それでも紆余曲折を経て赤ちゃんが6か月を超えると、すっかり授乳リズムも落ち着いてくるでしょう。
そうして1歳を過ぎる頃になると、今度は母乳をいつまで続けるのかがお母さんの悩みの種になってきます。
その疑問に正解はあるのでしょうか。
photo by Ron St. Amant
【1】離乳食の開始から卒乳を意識し、1歳までに辞める
離乳食でおかゆなどを食べるようになると、始めはそうでもありませんが、徐々に授乳回数が減っていく場合が多いです。
離乳食が順調であればだんだんご飯の量を増やし、1歳までに確実に減らせていけば、1歳頃に卒乳することが可能です。
このあたりはお子さん次第な部分もありますし、お母さんの離乳食の進め方にもよります。
それでもお子さんとお母さんに無理なく進められるのであれば、自然な卒乳と言えるのではないでしょうか。
【2】1歳を過ぎたら減らしていき、卒乳に仕向ける
1歳を過ぎたら卒乳を意識する人も多いでしょう。
その辺りから授乳は夜だけにして、日中はなくしていく、というのも自然な流れです。
その頃には食べられる種類も増えて、形状こそ小さく切ったりはしますが、そろそろ大人と同じもの食べられる時期です。
栄養的にも普段の食事で足りていく時期にあたります。
この時期はお子さんが自分でいらないと言う場合もあれば、夜の授乳をなくして無理やり断乳してしまう場合もあります。
授乳をやめることができればお母さんもよく眠れますし、お子さんも一晩中ぐっすり眠れる場合が多いので、どちらの場合でも卒乳ということに間違いありません。
【3】子どもがいらないというまで続ける
お子さんが2歳を過ぎても3歳を過ぎても授乳を続け、お子さん自身が自分でいらないというまで続けるお母さんもいます。
これはお母さんの努力もある程度必要ですが、とても思い出深く充実した卒乳を迎えられるのではないでしょうか。
お子さん自身もお母さんの母乳をもらっていた記憶が残るので、親子関係にとてもいい影響を与えるでしょう。
お母さんの努力をしただけの結果を得られる方法でもあります。
いかがでしたでしょうか?
卒乳はこれが正解ということはありません。
人と比べることはせず、お母さん自身が続けたいところまで続ける、ということが大切なのではないでしょうか。
お子さんとお母さんの数だけ、卒乳の形があるものなのです。